本書「映画史探究 よみがえる幻の名作 日本無声映画篇」は、このようにフィルムが消滅してしまい再び見ることができない日本無声映画の名作を、残された資料をもとに文章によりよみがえらせ、広く紹介することを目的としています。1959年より活動を続ける「無声映画鑑賞会」の会報「活狂(かつきち)」に連載されている「幻の名作ダイジェスト」に加筆・修正し、新たに書き下ろし作品も収録いたしました。「映画史探求 よみがえる幻の名作 日本無声映画篇」には、フィルムが失われてしまった50作品と、幸いなことに近年フィルムが発見された『何が彼女をそうさせたか』の計51作品が収録されています。
作品紹介には、製作年、製作会社、スタッフ、出演者名など作品に関する基本データ、あらすじ、公開当時の評論などを掲載し、残されているスチル写真も収録いたしました。また、現存する資料の有無(フィルムの部分保存、シナリオなど)も紹介されていますので、映画史研究家、映画愛好家必携の書籍であることはまちがいありません。巻末には1926〜1935年のキネマ旬報ベスト・テン作品リストも収録されていますので研究資料としても最適です。
収録作品名
- 京屋襟店(1921年、田中栄三監督)
- 忠次旅日記(1927年、伊藤大輔監督)
- 盤嶽の一生(1933年、山中貞雄監督)
- 日本橋(1929年、溝口健二監督)
- 懺悔の刃(1927年、小津安二郎監督)
他、全51作品の基本データ、あらすじ、解説、スチル写真、映画評論家・佐藤忠男氏による巻頭言を収録。
収録作品一覧
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